COBOLで活用する査定支援システムの開発業務体験談|求人情報

COBOLで活用する査定支援システムの開発業務体験談_求人情報

査定支援システムの特徴について

保険契約には保険の引き受け可否を判断する「引受査定」と保険支払い時の妥当性を審査する「支払査定」があります。引受査定では、保険会社がリスクを正確に評価し、適切な保険契約を提供できるようにシステムが支援し、支払査定では、保険金の支払いプロセスの効率化と透明性を確保することをシステムが支援しています。それぞれ主な特徴は以下になります。

リスク評価機能:システムは引受査定時にリスクを評価するための機能を提供します。例えば申し込み者の健康状態や生活習慣に基づいてリスクを評価したり、年齢・性別・職業などリスクに影響を与える要因を詳細に分析して評価を行う機能を持ちます。

あらかじめ設定された保険会社ごとの引受基準に基づいてシステムで自動評価を行い、引受可否を決定します。保険商品や市場の変化に応じて査定ルールは柔軟に変更することも可能です。

請求データの収集・管理:支払査定時に保険金請求に必要な医療記録、事故証明書を自動で収集しデータベースに登録する機能を持ちます。請求書類や関連書類を電子的に管理し、必要な情報を迅速に取り出す機能を持ちます。

また提出された請求内容が保険契約に基づいて適切であるかどうかも分析する機能があります。事故や病気の発生状況、請求者の過去の請求履歴などを考慮しリスクを評価する機能なども持ちます。

これらの特徴を持つ査定支援システムを利用することで、生命保険業界のお客様は適正な評価に基づいた保険契約や保険金の支払いを行うことができます。私たちはこれらシステムの開発、維持、保守を担っており、お客様と共に意見交換しながらシステムの改善に努めています。

お客様のかかえる課題

査定支援システムに関わるお客様は、保険契約を維持するために技術的な革新やプロセスの最適化、そして継続的な改善に向けて日々検討しています。

例えば、請求データには不正な請求が含まれている可能性があります。これらの不正な請求をシステムにて検出できる機能を持っています。ただし、これらは不正請求者が新たな手法を用いた場合には検出が難しくなる可能性がありますので、検出機能については定期的なアップデートが必要になります。また逆にこの不正検出機能は誤検知のリスクもあります。正当な請求を不正と誤解しないような機能のアップデートも合わせて必要です。

また、法律や規制は今後も変化する可能性があります。それらに迅速に対応するためのシステムの維持が必要になります。定期的な監査にも対応する必要があります。過去の査定プロセスやデータの記録が不十分な場合、監査に対する準備が不十分になってしまいます。システムは査定支援システムと連携する周辺システムもあります。それら合わせてシステムを継続させるための検討が必要になります。

私たちは査定支援システムに関わるお客様が適切にシステムを運用できるように日々システムの利用についてお客様と検討すると共に、日々進化する技術情報の提供を行いながら、お客様と一緒にシステム課題への対応を行っています。

お客様の課題に対するシステムの貢献

査定支援システムに対して、私たちがシステム開発でどのように貢献しているかをご紹介します。査定支援システムは保険業務の運用に関わるシステムであることからもわかる通り、システムは長期間にわたって運用されており、今なお各企業の基幹システムとして活躍しています。

システム導入当初は1つの基幹システムで業務の全てをサポートしていましたが、時代の変化に合わせて新たな周辺システムが立ち上がりそれらのシステムとの連携が必要になったり、一部の機能については老朽化のためにシステムそのものをリプレースするという対応も行ってきました。そのような対応の中でプログラミング言語としてはCOBOL言語を中心に開発は行っており、レガシーと呼ばれる開発にはなるもののベテランメンバー中心に対応を進めてきました。

最近ではサイバーセキュリティ対応も注目されており、保険業務はお客様の個人情報なども取り扱いますので、それらへの対応も私たちが中心となって行います。サーバそのものを入れ替えしたり、OSやミドルウェアのバージョンアップを行ったり、それに伴ってCOBOL言語で開発したプログラムが正しく動作するかの検証まで幅広くシステムの継続のための支援をさせていただいています。

私たちは査定支援システムを中心にお客様のご支援をさせていただいていますが、それ以外のシステムについても担当しています。保険業界のお客様のシステムをトータルにご支援させていただくととともに、お客様の課題について情報交換させていただきながらさらなる改善のために日々ご提案させていただいています。

私たちの職場環境について

査定支援システムは、保険会社の業務で使われているため詳細はわからない方も多いとは思いますが、身近な商品にはなりますので興味のある方は意外と多いのではないでしょうか?私たちのシステム開発業務に関わっていただければこのような保険商品に対する理解も深まることは間違いありません。

システム開発で利用しているプログラミング言語はCOBOL言語になります。COBOL言語はレガシーと呼ばれるシステムで利用されているプログラミング言語のイメージを持たれている方も多いですが今なお現役で活躍できるプログラミング言語になっています。COBOL言語は保険業界を中心に数多くの企業の基幹システムで採用されており、今後も継続して利用されることが期待されるプログラミング言語になっています。

他のプログラミング言語はできるけどCOBOL言語は自信がないという方も心配いりません。確かに一般的には他のプログラミング言語よりも書籍なども少なく実際のコーディングを経験できる機会は少ないかもわかりません。ただし、我々はCOBOL言語の開発のプロフェッショナルが多数在籍しておりますので、直接指導を受けながら開発を進めることができる環境があります。

また実際に開発する場所についてもリモートで開発することも問題なく行うことができます。仕事をできる時間に制限があっても時間を調整しながら業務を行っていただくこともできます。ご自身の生活環境に合わせてシステム開発できる職場になっています。

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

あなたのCOBOL技術を活かしませんか?

株式会社COBOLの求人・転職・募集情報を見る