資金証券系システムの特徴について
資金証券系システムは主に以下の5つの機能を提供しています。
取引管理:証券取引や外国為替取引などの取引を管理し、取引の成立や決済を行います。ポートフォリオ管理:投資先の選定や資産の配分、リスク管理などを行い、ポートフォリオの最適化を図ります。リスク管理:市場リスクや信用リスクなどのリスクを監視し、適切な対策が行えます。レポート作成:投資成績やリスク評価などの情報をまとめ、報告書や分析レポートを作成します。バックオフィス機能:決済処理や会計処理、税務処理などのバックフオフィス業務を支援します。
このように資金証券系システムは、企業や金融機関の資金運用や証券取引に関連する様々な業務を統合的に管理することができます。これにより複数のシステムやプラットフォームを使う必要がなくなり、業務効率化と情報の一元管理が実現できます。また、金融業界で扱われる機密情報や取引データのセキュリティを確保するための高度なセキュリティ機能も備えています。金融規制や法的要件に準拠するための機能も提供されており、コンプライアンスを確保することができます。
資金証券系システムの特徴をご理解いただきましたが、我々はこれらシステムの維持、保守、改善を行うことで、日々お客様の業務をご支援しています。
お客様のかかえる課題
資金証券系システムを活用するお客様は、証券取引、外国為替取引数の増加に対してどのように対策をしていくか、また技術の進化に伴い新たなシステムが増える中で、どうそれらの仕組みと連携させるか日々検討、見直しを行っています。
例えば取引数の増加についてはシステムのパフォーマンス管理が重要になります。資金証券系システムは多くの取引や処理を同時に行う必要があります。そのため、システムのパフォーマンスが低下すると取引の遅延やエラーが発生する可能性があります。システムのパフォーマンスを最適化するために、適切なハードウェアやソフトウェアの選択を検討します。
また新しい技術を持つシステムやサービスとの連携が必要なケースもよくあります。それらシステムは異なるプラットフォームで使用されている場合やデータの整合性などシステム間の連携を工夫しないと問題が生じることがあります。適切なインターフェースやプロトコルの選択が重要になり、それらを検討することもお客様の業務になります。
我々は資金証券系システムの課題に対応するために、お客様とともに最適なソリューションの検討を行い、実際に他のシステムとの連携やシステムのパフォーマンスの向上に努めています。
お客様の課題に対するシステムの貢献
資金証券系システムに対して、私たちがシステム開発でどのように貢献しているかご紹介します。資金証券系システムは、長期間にわたって運用されることが多いことからもシステムは古くから稼働しており、それら開発された機能が現役で使用されています。
システム開発で使用されているプログラミング言語はCOBOL言語になります。レガシーシステムと呼ばれる古くから活用されているシステムでは一般的なプログラミング言語です。ただし、長期に渡って使用されているシステムであるため、そのメンテナンスやアップデートは簡単に行えるわけではなく、長年の蓄積されたノウハウや手順によって維持、継続されています。
また他のシステムや外部サービスとの連携などもよく行います。例えば、市場データやニュース情報を取り込んで分析に活用したりします。また特定の取引ルールやリスク管理ポリシーを組み込むためにシステムのカスタマイズも行う必要がありますが、これらシステムへの変更を加える際に我々はお客様とともにシステム改修を検討したり、実際にシステム開発をすることで新しい機能の構築を行います。私たちはこのようにシステムの継続、進化の面で日々貢献しています。
私たちの職場環境について
資金証券系システムは企業や金融機関で使われる仕組みであるためなかなかイメージしにくい業務分野であるかもわかりません。ただ最近では個人でも証券取引、外国為替取引なども行えることから興味を持っていただける方も多いのではないかとは思います。
システム開発に使われるプログラミング言語は先ほどもご紹介したCOBOL言語です。COBOL言語は長期に渡ってシステム開発で使用されているプログラミング言語で今後も活用されることは間違いないでしょう。古くから活用されているプログラミング言語ではありますが参考書などが少なくはじめて学ぶには敷居が高いかもわかりません。ただ、私たちの職場ではCOBOL言語の経験者が多数在籍しておりますので、そんなはじめての方でも気軽にプログラミング言語を学ぶところからスタートできます。
既にCOBOL言語経験者にも私たちの職場は有用です。金融機関、証券会社のお客様をはじめ生保、損保、クレジットカード、さまざまな業界のお客様と取引があります。このためご自身の経験のある業界の仕事はもちろんのこと、経験のない興味のある分野の業界の仕事についても取り組むことができる環境があります。最近ではリモートワーク開発も一般的になっていますので、ご自身の環境に合わせて仕事を進められる職場環境になっています。
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