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COBOLのFIXシステムを用いた職業体験|求人情報
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COBOLのFIXシステムを用いた職業体験_求人コラム

FIXシステムの特徴について

FIXはFinancial Information eXchangeの略で株式をはじめとした金融商品の電子取引のための通信プロトコルになります。株式を始め、為替や債権など多種多様な商品の取引で活用されています。FIXには、マーケット情報、注文発注情報、約定情報など、金融機関の取引業務に必要な定義が一通り用意されています。決められた定義情報だけでなく、特定の金融機関固有の情報をやり取りするための機能拡張もできます。

FIXシステムを用いた情報の流れをご説明します。FIXシステムでFXなどの注文を行う場合、まず証券会社と金融機関の間で認証処理を行い取引が開始できる状態を作ります。取引が開始できる状態になった後、送信側は注文情報を送り、受け手側がその注文情報が正しい内容なのかチェックし注文処理を確定する、というような流れで取引を進める事になります。FIXシステムは取引をどのくらいタイムリーに行うことができるか、処理パフォーマンスが最重要になります。

FIXは金融機関の電子取引をする上で世界共通のプロトコルになっています。インターネットによる電子証券取引が積極的に活用される事になり爆発的に普及しました。私たちはこのようなFIXシステムの普及に合わせて様々な企業へのシステム導入を進めており、導入後のシステムサポートも行っています。

お客様のかかえる課題

FIXという仕組みに関わるお客様は、証券商品の注文管理の分野で業界標準となるFIXシステムを金融機関を中心に導入を進めていただけるよう日々検討、見直しを行っています。また、証券会社、金融機関、機関投資家の注文や約定情報を間違いなくタイムリーに取引できる仕組みの導入方法についても日々検討しています。

例えば、導入期間を短くするための取り組みとして、開発方式を従来の要件定義、設計、製造、結合テスト、総合テスト、ユーザテストとウォーターフォール型で進めるのではなく、通信基盤の構築、アプリケーションの開発、エラー制御の開発と、機能ごとに分けて開発を行うスパイラル型を採用して進めるなどの検討、提案を行っています。実際にこの導入方式を用いて短期間で導入を進めた実績は他社への提案にもつながります。

またFIXプロトコルは業界標準ではありますが、実は日本の東京証券取引所などでは独自の東証プロトコルが採用されています。東証プロトコルもFIXプロトコルも基本的な機能、役割は同じものになりますが、通信に伴う定義情報や仕様が異なっています。これらプロトコルをまたいだ取引の実行を成立させる仕組みについても対応する必要があります。標準だけでは対応しきない通信プロトコルに対して、どこまでお客様の要求を汲み取って対応していけるか日々検討します。私たちの業務はこのような環境でお客様の要望を確認し、いかにそのニーズにあったシステム開発を行えるか検討しています。

お客様の課題に対するシステムの貢献

FIXに対して、私たちがシステム開発でどのように貢献しているかをご紹介します。FIXという仕組みは1990年代前半頃から定義され導入が進められている事からも分かる通り、古くからシステム化が行われており、多くの仕組みがCOBOL言語を用いて開発が行われています。

証券会社、金融期間、機関投資家が持つ注文管理システムについても古くから開発されたシステムが用いられており、ここでもCOBOL言語が活用されています。このような事もあり、既存のシステムに対する改修、FIXシステムへの対応、どちらも当社で全て対応を行う事が多くなっています。また、FIXシステムが業界の標準である事から、各お客様への導入で得られたノウハウを蓄積していき、より品質高く、タイムリーに導入が行えるよう共通部品化や導入手法の見直しを日々行っています。

最近ではインターネット取引なども普通に行われるようになりました。ウェブに特化して作られたシステムとの連携についても対応する必要があります。新しい技術領域とレガシー領域の両面からお客様に提案が行えるように日々技術情報の習得や各国、各社の動向に注目しながら日々顧客と意見交換、要件調整などを行っています。

私たちの職場環境について

最近は為替レートの動向がニュースで取り扱われる事からも外国為替保証金取引(FX:Foreign eXchange)に興味を持たれていたり、実際に取引など行っている方も多いのではないでしょうか?そういった方々に取っては、このFIXシステムの分野は非常に興味を持って業務に取り組んでいただける分野なのではないかと思います。

FIXシステムだけでなく、株式、債権、ETFなど当社は多くの証券業界のシステムに携わっておりますので、徐々にそれらの商品やシステムの仕組みを学んでいただき、業務ノウハウを身につけていただける環境が整っていると思っています。実際に開発を行うプログラミング言語はCOBOL言語が中心となります。証券業界だけでなく、保険業界、金融業界など広く使われているプログラミング言語ですので、覚えて損はない開発言語になります。

私たちはそんなCOBOL言語の有識者が多数在籍しておりますので、技術情報の連携はもとより業界情報など横連携も広げていきながら業務に取り組んでいただけると思いますし、そのようなコミュニケーションを通じてスキルアップが行える職場になっていると思います。ともに成長できる職場作りができればと考えています。

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