お客様の業務について
生命保険の種類は保険会社により若干の定義は異なりますが主に4つに分類されます。それは、死亡保険、生存保険、生死混合保険、それ以外です。死亡保険は、死亡または高度障害になった時に保険金が支払われるもので、定期保険、終身保険に分かれます。さらに保険会社によっては特約などが付けられ、死亡以外のリスクに対応できるものもあります。
生存保険は、保険期間満了後、生存していた場合に保険金が支払われるもので、学資保険や個人年金保険など、目的ごとに保険が作られています。生死混合保険は、死亡保険と生存保険が組み合わさったもので、養老保険が代表的な保険で、死亡保険金の額と満期保険金が同額になるものです。
このように私たちのお客様は、既存の生命保険の保険契約は維持しつつも、時代や顧客ニーズに合わせて新しい保険や特約を作ったり、見直しを行っています。その変化に対応してシステム化を行うのが私たちの仕事になります。
お客様を支える私たちの仕事について
私たちの業務について具体的にご紹介します。保険は古くから存在する事からもわかるように、何十年も前から存在しており、その多くがメインフレームと呼ばれる大型コンピュータ上で処理されています。保険契約から実際の保険金の請求・収納まで日々大量のデータを取り扱う事からも、プログラミング言語としてはCOBOL言語がマッチしており、今日に至るまで第一線で活躍しています。
また、先ほどご紹介した通り保険には多くの種類が存在します。その保険ごとにシステムが作られています。例えば、医療保険システム、介護保険システム、養老保険システムといった具合です。また、保険契約や保険金請求・収納、それを行う営業所をサポートする仕組みもそれぞれ契約システム、請求収納システム、営業店システムといった具合にシステム化されています。このように保険を取り巻くあらゆるシステムに対応するのが私たちの業務であり、そのシステムをCOBOL言語を用いてサポートしています。
実際の業務は、新たに作られる保険や見直しを行う保険に対するヒアリング、またそのヒアリングを基にしてシステム設計につなげていく事です。設計後は実際にCOBOL言語によるコーディングを行い、テストを実施しリリースしていくイメージです。既存の保険契約等に影響を与えないように機能設計できるかがポイントになります。
将来も継続して利用される生命保険の仕組み
生命保険は契約者がいる限り将来に渡り継続されるのが特徴です。ですので、何十年前にリリースされたシステムも当時と同じプラットフォーム上で継続して動作している事も珍しくありません。また、冒頭に紹介した通り、保険というものはその時の時代・ニーズによって様々な商品が開発されていきますので、まさに将来にわたり仕事が継続されます。
少子高齢化、人口減少社会など、高齢化による病気やケガ、老後の生活への備えなど、リスクが増すにつれて、医療・年金・介護などの面で、生前給付型の保険商品のニーズが近年高まっています。また、国内外で甚大な被害が出ている地震や台風などの自然災害についても同様です。今後の保険商品への期待を日々感じますし、それらをシステム面で支える私たちの仕事はとても充実感ある仕事になっています。
職場環境について
生命保険に関係する多くのシステムに携わっていますので、ご自身の経験に近い仕組みに携わっていただく事ができます。様々な案件を経験しているメンバーがいますので、業務ノウハウを持つメンバーと協力しながら業務に従事していただけます。保険会社ごとに商品も異なりますので、少しずつ商品に対する理解を深めていっていただければと思います。
またプログラミングについても同様です。COBOL言語によるプログラミング言語が中心になりますが、職場メンバーはCOBOL言語に精通したメンバーばかりです。プログラミングノウハウについても吸収しながら業務を進める事ができます。
必要スキルはCOBOL言語の基礎知識及び長年稼動しているシステムに手を加える事になりますので、設計書やCOBOL言語のプログラミングの解析経験、プログラムの流用経験などあればすぐにでも現場でご活躍いただけるのではないかと思います。また、保険商品ごとに存在するシステム間の連携がよく行われますので、それら連携仕様等も取りまとめられる方が理想です。
コミュニケーションも取りやすい環境ですので、そういう中で業務を進める事でシステムを理解いただき、共にお客様の業務に貢献していけるメンバーと巡り合えればと思っています。
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