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COBOLによるディーリング用システム開発業務体験談|求人情報
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COBOLによるディーリング用システム開発業務の体験談_求人情報

ディーリングの特徴について

証券会社や銀行などが、料金や手数料をもらって株式、債券、為替などの取引の仲介を行うことをブローキングといいます。ブローカー業務、委託売買などとも呼ばれます。投資家から受けた売買注文などを、流通市場や別の投資家につないで取引を成立させるため一般的にはこちらの方が馴染みのある言葉ではないかと思います。今回ご紹介するディーリングはそれと対比され、証券会社や銀行などが自己でリスクをとって株式や債券など取引する業務を指します。

ディーリング業務はブローキング業務と同様、有価証券関連業の主要業務と位置付けられています。業務についてもシステム化されている点が特徴で、時価評価を行う際の判断や見積りが行われるため、独立した部署による検証や内部統制の強化が重要になります。自己売買取引は口座開設から始まり、約定、決済、会計計上、評価という流れで取引が進みますが、これらの業務の流れの中で、財務報告にかかるリスクの抑止、統制活動としてシステムが活用されます。

ディーリング業務は証券会社や銀行が自社の利益を追求するためだけではなく、マーケットを活性化させる目的もあります。顧客の注文を受けてブローカーへ発注して取引を成立させるトレーダーと違い、自社の資金を使って株式等の売買を行うディーラーは、自ら市場価格や需要・供給の変動を考慮しながら、適切なタイミングで取引を行うことを目指します。

お客様のかかえる課題

ディーリングという業務に関わるお客様は、先ほどご紹介した通り財務報告に係るリスクや内部統制活動をいかに行うか、またいかに世界中の市場で効率よく資金運用できるか日々検討見直しを行っています。運用についての課題は難しいため、ここではリスク、内部統制の観点で課題をご紹介します。

例えば先ほど自己売買取引の流れをご説明しました。それぞれのプロセスにおける財務報告に関するリスクについて課題をご紹介します。まず「口座開設」では、誤登録や架空登録の対応があります。「約定」では、誤入力、入力漏れ、架空入力などがあります。「決済・会計計上」では誤計算や誤記帳、記帳漏れ、「評価」も同じように誤計算、誤記帳、記帳漏れがありこれらへの対応が課題になります。

内部統制の課題としては、まず「口座開設」では、口座開設の確認手続き、承認手続きがあります。「約定」は契約書や約定システムの入力内容の照合、取引先の約定内容の照合、「決済」は約定と決済のシステム間の自動転送、「会計計上」は自動記帳や他部門による検証、「評価」はシステムによる自動計算、他部門への自動転送、検証などがあげられます。

これら財務報告に係るリスクや内部統制活動に関する対応を行うためには、手続きのシステム化が有効です。システム化に伴う処理の自動化、信頼性を確保するため、私たちは日々顧客の課題を認識し対応を進めています。

お客様の課題に対するシステムの貢献

ディーリングに対して、私たちがシステム開発でどのように貢献しているかをご紹介します。ディーリングシステムは株式、債券、為替取引を取り扱うことからもシステム化は古くから対応が進んでおり、その多くがCOBOL言語によって開発されたシステムで稼働しています。

口座、約定、決済、会計など取引に関する基本情報から実際の取引実績の計上、取引先とのデータ連携等、主要機能の大部分がシステム化されています。最初はこのような基本業務のシステム化、改修から始まりましたが資金運用のために取引実績の分析や市場動向の分析など、高効率な運用ができるための取引支援機能にまでシステム化の範囲は広がっています。

最近では先ほどご紹介した通り財務に関するリスク報告、内部統制状況など信頼性がある取引状況を証明するための仕組み作りとしてシステム化が進んでいます。何か指摘や確認が入った際にもすぐに対応できるように前もって自動的に情報を作り出す事も行っています。

法制度改定に伴う対応も行います。世の中の動きや課題に対応して毎年法制度の見直しが検討されますので、それに合わせたシステム対応なども検討していきます。このように顧客と日々意見交換、要件調整などを行い、システムの維持・改善を行います。

私たちの職場環境について

株式、債券、為替などトレーダーとして取引される方も増えてきています。多くの方が今回ご紹介したディーリングについても興味を持たれたのではないでしょうか?ディーリング及びブローキングの役割を持つ証券会社や銀行がどのような仕組みを使って日々取引を行っているか、実際に現場に関わることで理解も深まります。

私たちはディーリングだけでなく証券関係の業務に広く携わっていますので、少しずつ業務内容、開発についてスキル、ノウハウを身につけていただけるのではないかと思います。またプログラミング言語はCOBOL言語を使用しています。COBOL言語は非常にわかりやすいプログラミング言語になっていますので、初心者の方でもすぐに開発に携われることと思います。

コミュニケーションも取りやすい職場になっています。最近はリモートでのやり取りも多くなってきていますので、証券、金融関係に長く携わるスタッフと意見交換しながら業務ノウハウ、技術スキルをつけていっていただければと思います。

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